2013年気になるアイテム10「新しい東京のシンボル「GINZA KABUKIZA」が開場」
今年4月、いよいよ新しい歌舞伎座が、東京・東銀座に開場する。明治22年に誕生以来、125年にわたり歌舞伎の殿堂として多くのファンに愛され、伝統と歴史を継承してきた歌舞伎座は、今後も歌舞伎とその精神を伝えていく。
「GINZA KABUKIZA」は、歌舞伎座と共に竣工されるオフィスタワー「歌舞伎座タワー」と歌舞伎座との複合施設の名称。名称をアルファベットにすることで、日本だけではなく、世界へ日本の文化を発信する拠点になってほしいという思いが込められている。
また、1年間かけて行われる柿葺落(こけらおとし)公演の4月から6月の演目も発表。4月から6月は3部制で上演され、多くの人気役者が登場する。
4月は、坂田藤十郎らベテランが「壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)」で開幕を華やかに飾る。さらに「熊谷陣屋(くまがいじんや)」「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」「将門」「盛網陣屋(もりつなじんや)」「勧進帳(かんじんちょう)」など、おなじみの演目を藤十郎、菊五郎、幸四郎、吉右衛門、團十郎、仁左衛門、梅玉、玉三郎らの豪華な顔ぶれで上演。
また、昨年亡くなった中村勘三郎を追悼する舞踊「お祭り」も盟友の三津五郎はじめ、義弟の福助、橋之助、そして息子の勘九郎、七之助らで上演。
5月、6月も引き続き、新しい歌舞伎座の幕開けにふさわしい華やかで楽しめる演目、俳優がそろい踏みする。
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