2013年気になるアイテム10「2020年オリンピック9月7日に開催都市決定」
2013年9月7日に2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市が決定する。東京は2016年に引き続いての立候補。今回のライバルはトルコのイスタンブールとスペインのマドリード。東京は2016年時もプラン自体は高い評価を受けており、それをより改善しているわけで、実務的な面では他候補を大きく上回っている。加えて、治安の問題、政府による支援体制なども同様で、普通に考えれば楽勝してもおかしくはないのだが、都民の支持率が低いという大きな問題が残ってしまっている。
支持率アップに向け、ロンドンオリンピック・パラリンピックに出場した選手をはじめとしたオリンピアンがさまざまなイベントで東京で開催することのメリットをアピールするなど、懸命な招致活動が繰り広げられている。
12月21日には2020年東京五輪招致委員会の理事会が開かれ、新都知事に就任した猪瀬直樹氏が招致委会長に選任された。猪瀬氏は1月に招致活動のためロンドンを訪問するという。
また同日はヤフーとグリーという日本を代表するインターネットとソーシャルゲームの企業が、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会とオフィシャルパートナー契約を結んだことが発表された。早速、2社が共同で設けた特設サイトを舞台とする『楽しい公約プロジェクト』というキャンペーンが大々的にスタート。このプロジェクトはオリンピックの日本代表や各界の著名人などが2020年の東京招致達成に願いを込めたユニークな公約を掲げたもので、パソコン、スマホなどから閲覧可能。またグリー、ツイッター、フェイスブックといったSNSでフィードし、それらの公約に賛同したり、同サイト内で一般の人もオリジナルの公約を作成して投稿することができるというもの。
早速、女子レスリングの吉田沙保里は「東京招致できたら、8年後、止められても出ます。」、なでしこジャパンの沢穂希は「銀座のホコ天でサッカーの試合をやっちゃいます。」という公約を発表した。
一方、演出家のテリー伊藤の「欧米人に負けないよう、胸毛を植毛します。」という公約を見ると、どうやらなんでもありなようだ。
今後は、まず1月7日までに立候補ファイルをIOCに提出。1月にはIOCによる国民支持率調査が行われる予定で、その後3月4日から4日間の日程でIOCが東京に現地視察に来るという。
1月に支持率調査って、もうホント目の前じゃない!!