映画版『おしん』は8歳のここねちゃん
映画『おしん』(冨樫森監督、10月公開)の製作発表会見が5日、都内で行われ、主演のおしんを濱田ここねちゃんが演じることが報告された。劇中の衣装姿で登場したここねちゃんは、「おしん役を一生懸命がんばります」と笑顔を見せた。
同作は、1983年にNHKの朝の連続テレビ小説として放送され、社会現象を巻き起こした作品。山形県の貧しい山村に生まれ、幼くして出された奉公先でさまざまな苦難に立ち向かいながらもたくましく生きていく主人公・おしんの姿が感動を呼んだ。のちに、その人気は海外にも波及、これまでに世界86カ国で放送されている。
冨樫監督はキャスティングの決定について「りんごほっぺで、パワーがあり生命力があるのはこのこだけだった」と、説明。原作者の橋田壽賀子も「面構えがいい!」と太鼓判を押していた。
映画は、おしんの少女時代にフォーカスを当てて綴られるといい、ドラマのファンを喜ばせる名シーンも取り入れていくという。共演は、おしんの母に上戸彩、おしんの奉公先・加賀谷の大奥様に泉ピン子ら。