上戸彩がおしんの母「命を懸けて演じたい」
映画『おしん』(冨樫森監督、10月公開)の製作発表会見が5日、都内で行われ、上戸彩、泉ピン子らが登壇した。また、主演のおしんを濱田ここねちゃんが演じることも発表された。
おしんの母を演じる上戸は、「日本だけでなく世界で有名な『おしん』。(ドラマで)泉ピン子さんが演じられた(おしんの母)ふじ役に、たくさんの女優さんがいるなかで私を選んで下さったみなさんに感謝するとともにプレッシャーを感じています。まだ早いだろうとか、母親に見えないだろうとたくさん言われることは目に見えているのですが、ピン子さんに命を懸ければ大丈夫、彩なら大丈夫だよと言ってもらえたので、命を懸けて演じたい」と、意気込みを語った。
映画は、おしんと母親との関係を軸に、おしんの少女時代を描く。ドラマが作られた時代とは大きく変化したが、冨樫監督は「温かいご飯が食べられることの幸せ、働いてお金を得られることの喜びとか、(本作で伝えるのは)人の生きることの核心。時代の違いは危惧していない」と、コメント。また、ドラマの名シーンも取り入れて、映画として新しいおしんを作ると話した。
同作は、1983年にNHK朝の連続テレビ小説として放送され、社会現象を巻き起こしたドラマを映画化するもの。貧しい山村に生まれ、さまざまな苦難に立ち向かいながらもたくましく生きていく主人公・おしんの姿が感動を呼び、これまでに世界86カ国で放送されている。
泉ピン子は、おしんの奉公先・加賀谷の大奥様を演じる。