びわ湖毎日マラソン 藤原が8分台で優勝

 第68回びわ湖毎日マラソンが陸上の世界選手権(8月、モスクワ)の国内最後の代表選考会を兼ねて行われ、一般参加の藤原正和が2時間8分51秒で、日本人トップの4位に入った。2011年の世界選手権銀メダルのビンセント・キプルト(ケニア)が2時間8分34秒で優勝した。

 代表になるには日本人トップで2時間7分59秒以内でのゴールが条件だったが、向かい風が強くペースメーカーが安定したラップを刻めないという悪条件の中、藤原は積極的にレースを進め、8分台で走り切った。

 代表選考会となった国内4大会(福岡国際、別府大分、東京、びわ湖毎日)で2時間8分台が計5人。

 代表決定の条件としていた2時間7分59秒以内を満たす選手は出なかったが、東京マラソンで2時間8分00秒をマークした前田和浩らベテランも奮起。一時期はサブテン(2時間10分以内)の選手も少なかったことを考えれば、明るい兆しは見えている。