サッカーW杯アジア最終予選でザックジャパンがヨルダンに惜敗
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選が26日行われ、B組の日本はアンマンでヨルダンと対戦した。同日行われた豪州−オマーンは2−2で引き分けており、日本は引き分け以上でW杯出場決定だったが、1−2で敗れ、5大会連続5度目のW杯出場は次戦以降に持ち越された。日本は最終予選初黒星で、4勝1分け1敗の勝ち点13でB組首位のまま。ヨルダンは2勝1分け3敗の勝ち点7でB組2位に浮上した。
前半終了間際、ヨルダンはCKからバニアテヤがヘディングで1点を先制。後半15分にも、右サイドをドリブルで突破したハイルがシュートを決め2−0とリードを奪った。日本は後半24分、清武からのパスを香川が決め1点差まで詰め寄った。そして26分にペナルティーエリア内で内田が倒されPKを得るが、ヨルダンサポーターによる相変わらずのレーザー照射攻撃が影響したのか、キッカーの遠藤が蹴ったボールはGKの好守に阻まれ、同点機を逸した。
日本はこの日の試合には本田と長友の両主力が欠場。トップ下で先発した香川は、22日のカナダ戦の不調を取り戻すかのように積極的に攻撃に絡み、相手のプレッシャーが弱かったこともあり、序盤からピッチを広く使って効果的に攻めたが、両サイドのスペースをあけず、自陣では集中したマークを続けるヨルダンの守りをなかなか崩せない。もどかしい展開の中、先制を許し、終始後手に回ってしまった。
次戦は6月4日、ホーム(埼玉スタジアム)での豪州戦。ここで引き分け以上で史上初となる国内での出場決定となる。