チームメイトも相手チームもサポーターも泣いたラストマッチ まだやれる!! でも ベッカム引退
サッカーの元イングランド代表主将で、フランス1部リーグのパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するMFデービッド・ベッカム(38)が5月16日に今季限りでの引退を表明した。
ベッカムは今年1月に5カ月の期限付きでPSGに加入。リーグ制覇などに貢献した。しかし、「プレーを続けさせてくれたPSGには感謝している。しかし、最高水準でプレーしている今が、自分のキャリアを終えるによい時期だと感じる」などと引退の理由を語った。
ベッカムは右足の正確なキックを武器に、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)やレアル・マドリード(スペイン)などでプレー。イングランド代表としても115試合に出場し、ワールドカップ(W杯)では2002年日韓大会など3大会でプレーした。
18日にパリで行われたホーム最終戦のブレスト戦にベッカムは先発出場し、現役最後のピッチに立った。
前半31分には、ベッカムのコーナーキックからMFブレーズ・マテュイディがゴールを決める。後半にも得意のクロスで見せ場を作り、「まだトップレベルでプレーできると思っている」という言葉を裏付けた。
試合終盤には涙をこぼしながらプレーを続けたベッカムは後半83分に交代。
チームメートはもとより対戦相手の選手までもが涙を流す異例の光景が見られた。そしてPSGに19シーズンぶりの優勝をもたらしたベッカムにサポーターたちは総立ちで別れを告げた。
日本でも人気の高いベッカムだけに今後の動向が気になるところだ。