「小学校の文集に”20歳の自分は俳優”って書いてありました」入江甚儀
ドラマ、映画、舞台。さまざまな作品で俳優として一歩ずつ歩みを進めている、入江甚儀。先日最終回を迎えたドラマ『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』(TBS系)では、大泥棒軍団で、最も若く、ムードメーカー的な火岡均を好演。
「いろんなことが学べた作品ですし、現場でした。僕はTAKE FIVE(大泥棒団)のなかでも一番若くて浮いているという役どころだったので、周りの人たちに引っ張られないようにするのが大変でした」。
尊敬する唐沢寿明と共演。「事務所の先輩ではありますが、雲の上の方で、直接お話しするようなことはありませんでした。だから今回ご一緒できたのはうれしかったし、自分が俳優をやっていく上で大きな経験になりました。特に、突き飛ばされて転がるというシーンでは、“そんなんじゃ怪我するぞ、こうやるんだ”って実演していただいたりして。感動しました」
14歳のとき、同年代がドラマなどで活躍しているのを見て、自らオーディションを受け、役者人生をスタート。その後、ドラマ、映画、舞台などに取り組んできた。そして、今、20歳。「このあいだ実家に帰った時、偶然ですけど、小学生の時の文集を見たんです。そしたらそこに、20歳の自分は俳優になっているって書いてあったんです。あ、とりあえずは、夢は叶ってるなって(笑)。でも、まだまだですけど」
「最近思うんですけど、キツいなって思いながらも楽しめる、そういう人が俳優に向いてるんじゃないかなって。僕自身そういうところがあると感じているので、とりあえずは向いてるんじゃないかと思っています。だから、今は、もっともっとキツいなって思う役や作品に出会いたいです。演じてみたい役?……そうですね、自分とはまったく違う振り切れた役かな。今、撮影しているのもそういった役なんですが、すごい楽しいんです」
今後も、ドラマや舞台などの話題作への出演が決定している。気合を入れるために、レザージャケット(写真)も買ったんだそう。見るからに滑らかで着心地の良さそうなジャケットだ。「思い切って買っちゃいました!このためにも頑張らないといけないですね(笑)」