ソーシャル・ロボットバンド「Z-MACHINES」が初ライブ
グラフィックデザイナーの宇川直宏と河口洋一郎東京大学教授らがスーパーバイザーとしてプロジェクトに参加したソーシャル・ロボットバンド「Z-MACHINES」が24日、恵比寿のLIQUIDROOMで初ライブを行った。
Z-MACHINESとは「世界は日々進化しているのに、パーティーは進化しているのだろうか?」という問いのもと、“未来のパーティー”の実現を目指し、開発が進められてきたロボットバンド。ギターロボット「MACH(マッハ)」、ドラムロボット「ASHURA(アシュラ)」、キーボードロボット「COSMO(コスモ)」の3体からなる。
MACHは弦を押さえる指は78本で12個のピックを装備し、次元を越えた早弾きを実現。頭部に搭載されたモニターでメッセージを発信する。ASHURAは21本のスティックを持ち、雷様のごとく背にも6つのドラムを装備している。COSMOは無数の関節により自由自在に動くアームで、華麗なる演奏を実現させた。
またMACHはソーシャル機能も持ち、WEBで投稿したヘッドバンキング映像を感知し同じようにヘッドバンキングをしたり、ユーザーが制作した音源を演奏することも可能という。
この日はファッションモデルのAMOとAYAMOによるユニット「AMOYAMO」とのコラボレーションライブも難なくこなし、観客を驚かせた。今後は夏の音楽フェスティバルへの参加も予定されているという。
開発者の河口氏は最後に「将来は火星とか木星といった宇宙惑星でも演奏させたい」と壮大な目標を語った。