7・27修斗 佐々木憂流迦が1R11秒KO勝ちで環太平洋王座初防衛
プロフェッショナル修斗公式戦が7月27日に東京・後楽園ホールで開催された。メーンで行われた神酒龍一vs飛猿☆No.2による「世界バンタム級チャンピオン決定戦」は三者三様のドローに終わった。
神酒にとっては3年ぶりの世界挑戦。その3年前は漆谷康宏との王座決定戦。0-3の判定で敗れ、以降3連敗を喫しどん底に落ちたが、昨年から4連勝を記録し、再挑戦にこぎつけた。
神酒は飛猿☆No.2のグラウンドに手こずり、ローブローを3度受けるなど、ペースをつかめない。3R以降、打撃に活路を見出し気迫で飛猿☆No.2を圧倒したが、ベルト奪取はならなかった。
セミでは環太平洋フェザー級チャンピオンシップが行われ、王者の佐々木憂流迦が「インフィニティトーナメント2012」の王者・山本賢治の挑戦を退け、初防衛に成功した。
試合開始早々、佐々木のカウンターの左フックが山本の顔面をとらえ、ダウンを奪うやパウンドを叩き込み、1R11秒でKO勝利を収めた。試合前の公約通りのKO勝ちで、佐々木は「次に修斗のリングに上がる時は世界戦だと思っている」として、その場で環太平洋のベルトを返上した。