入ってますよね? スマホユーザーの必須アプリ 『LINE』がネット通販など新規事業に参入!
無料で通話やメール交換などができるスマートフォンの人気アプリ『LINE(ライン)』の勢いが止まらない。同アプリを提供するLINE株式会社は、8月21日、千葉県でビジネスカンファレンスイベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」を開催。そのなかで、今秋、世界的にビデオ通話機能を追加すること、また国内向けにネット通販事業、音楽配信サービスにそれぞれ今秋、年内メドで参入する意向も明らかにした。登録ユーザー数は、昨年比460%となる世界で2億3000万人を突破。1日あたりのメッセージ数は昨年比440%となる70億件超に達した。新サービスの投入や新規事業への参入でさらに加速していく。
2つの国内向け新サービスのなかでも、注目されているのは、ネット通販事業。サービスの名称は「LINE MALL(ラインモール)」で、衣料品や雑貨など幅広い商品を扱う。アプリのなかですべての行動を完結できるようにするといい、企業や個人でも、スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも誰でも商品の売買を行えるようになるという。
同アプリの利用者は国内だけでも4700万人。アプリに公式アカウントを開設している企業や小売店も多く、アプリユーザー向けに割引などお得なクーポンを配信したり、新製品やサービスを知らせるなど、顧客に対してダイレクトに情報提供を行っている。同社は、こうした企業に「LINE MALL」への出店を促し、ネット通販の場を提供する考えだ。
音楽配信サービスは「LINE MUSIC(ラインミュージック)」。アプリ内で、国内外のアーティストの楽曲を楽しめるほか、同サービスで購入した楽曲をアプリ上の友人と共有できるなど、他の音楽配信サービスとは違った「LINE」ならではの楽しみ方を提案していく。同サービスは最初に日本でサービスインし、その後世界での展開も視野に入れている。
無料の通話やメールに加えて、スタンプやゲーム、マンガなどさまざまなサービスで、幅広い層から支持を集めている「LINE」は、さらにその影響力を増していきそうだ。