フェンシングの太田 「いっぱい泣いてすみません」

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  2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催の決定を受けて、10日、都庁の都民広場にて報告会が行われた。猪瀬直樹都知事らが出席したが、そのなかでも客席から熱い視線を送られたのが、堂々としたプレゼンテーションと「TOKYO 2020」の発表時に涙でくしゃくしゃの表情で日本を熱くさせた、フェンシングの太田雄貴選手だ。

  太田選手はこの日、会場いっぱいの人たちの大歓声のなか、大きく手を振り、満面の笑顔で登場。「発表の時はいっぱい泣いてすいませんでした。あんなに泣くことはもう将来もないと思います(笑)」と照れ笑い。会場からの「かっこいいよー!」という呼びかけに「ありがとう!」と声をかけるシーンもあった。

 場所を移して行われた記者会見終了後、決定から今までのなかで印象に残ったやりとりについて聞かれ、報告会の熱狂を「これまでとは違うレベル」としたうえで、「ただ、周りからは泣き顔がひどいという連絡ばかりもらっています」と、苦笑いだった。