10・5 『VTJ 3rd』デビュー18周年の宇野薫はダニエル・ロメロと対戦

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 大田区総合体育館で10月5日に行われる総合格闘技大会『VTJ 3rd』のカード発表会見が13日、都内のホテルで行われた。
 注目のカードは65.8キロ契約の宇野薫とダニエル・ロメロ。試合当日にデビュー18周年を迎えるという宇野はダニエルに対し「頭が良くてスマートな選手。自分のこれまでの練習と経験の成果が出せるように頑張る」とベテランらしいコメント。しかし、DREAM王者の高谷裕之に圧倒的強さで勝利をおさめた試合について質問が及ぶと「あんな勝ち方を見せられて...相当強い選手だと思った。若さ、飛び出しの良さ、体の強さ、どれをとってもいい。今から対策を練って、体をベストな状態に持っていくだけ」と16歳年下の相手に警戒心をのぞかせた。
 続く注目のカードは、65.8キロ契約のリオン武と矢地祐介。昨年61.2キロで挑み破れたリオンは「前回は流行に乗じて階級を落としたけど、それが原因で一番の武器であるパンチ力がなくなった。僕は上手いパンチではなく、体重をかけてぶん殴るパンチが得意。それができなくなったので、打ち方を忘れたのかなって思うぐらい、全てが狂ってしまった」と自己分析。「この階級なら自信がある。年齢や格は関係ない。男と男の勝負をしたい」と若い矢地に闘志を燃やした。対する矢地は、8月の海外デビューでKO負けしたことを振り返り「前回の負けでまだリオンさんとやれる位置にいないと思われているんじゃないかと心配だったので、オファーが来たときは素直にうれしかった。せっかくもらったチャンスなので、リオンさんに勝って格を上げたい」と語った。
 そして、61.2キロ契約では、手塚基伸と根津優太の対戦も発表された。手塚の「"パンクラスVS修斗"と思われるかも知れませんが、根津という男を潰しに行くだけです!」というメッセージが読み上げられると根津は「それ、上等です。こっちこそ潰しにいきます。最後に(ケージに)残っているのは俺ってことで」と挑発するようなコメント。さらに「UFC経験のある選手に勝ったら世界で評価されると思う」と勝利宣言も飛び出した。
 なお、大会のMVPにはスポンサーより100万円の賞金が贈られる。