サッカーJ1が2015年から前後期制&ポストシーズン制を採用
Jリーグは17日、東京都内で理事会を開き、J1を2015年から前後期の2ステージ制とし、年間王者を決めるポストシーズンを導入することを正式に決定。2ステージ制は04年以来となる。
まずは第1、第2ステージのリーグ戦でそれぞれ順位を決める。ポストシーズンは原則として第1ステージ優勝−第2ステージ2位といった組み合わせで行い、次に勝者同士が対戦。勝ち残ったクラブは、第1、第2ステージ合計で最多勝ち点を獲得したクラブと年間王者の座をかけてチャンピオンシップを戦う。
通年の最多勝ち点獲得クラブと前後期の優勝、2位クラブが重複した場合については今後協議する。J2へは年間勝ち点の少ない3クラブが降格する。
2ステージ制とポストシーズンの大枠は決まったものの、要となるポストシーズンへの詳細な進出条件などは決まっていない。
もともと2ステージ制復活には反対論が根強く、ファンからも「反対」の声が多く寄せられていた。中西大介競技・事業統括本部長も「1シーズン制が一番いい」と認めるが、それでも大会方式の変更に踏み切った最大の理由は、増収を見込める点にある。
その増収分については、各クラブへ分配するのではなく、Jリーグが最大限の効果を上げる分野へ集中的に投下する方針。しかし具体的な使途についてはまだ検討段階という。