中村獅童、インド映画でハエと対決!「でもハエは先々代の勘三郎かも…」

20131008a.jpg"ハエ"が主人公という話題のインド映画『マッキー』の公開アフレコ収録が7日、都内にて行われ、主人公と戦う悪役の吹き替えを演じる中村獅童が登場した。


 同作は、恋敵に殺された主人公がハエに生まれ変わり、愛する人を守って恋敵に復讐を果たすというインド映画。


「ハエと戦うという奇想天外な発想に惚れこみました」とオファーを受けた理由を語った中村。「機会があれば、ぜひ出てみたいですね。歌って踊ります!」とインド映画にも興味深々の様子。自分が演じる、主人公の恋敵役について「クールでかっこいい。女たらしだし。だからオレなのかな(笑)。"ハエと戦う色男"を、あくまでもクールに演じたいですね」と意気込みを見せた。


 また、ハエとどう戦うかと尋ねられた中村は「実は先々代の勘三郎さん(17世中村勘三郎)はハエの生まれ変わりだという言い伝えがあって、うちではハエは殺しちゃいけないんです。歌舞伎座で演じているとき、たまに手にハエが止まったりするんですけど、勘三郎のおじさまが助けにきてくれたのかなと思うんですよ。歌舞伎界にとってハエは、神聖な生き物、大先輩なんです。だから、このハエと戦う役を演じるのは、本当は心が痛いんです(笑)」と、歌舞伎界の知られざる逸話を披露した。


『マッキー』は10月26日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開。