NEWS HEADLINE 2013.10.11〜2013.10.24
目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!
PHOTO OF THE WEEK
台風で記録的な大雨と土石流
台風26号により東京・伊豆大島（大島町）では記録的な大雨となり大規模な土石流が発生した。22日現在、推定で283棟が損壊。29人の死亡を確認。16人の安否が不明のまま。大島町は土砂災害の危険性を認識しながら避難勧告や避難指示を出していなかった。大島町の川島理史町長は「夜中に無理に避難させれば被害を増やすと考えた」と語った。町長と副町長は15日は出張で不在だった。
（写真：ロイター/アフロ）
霧のロンドンどころじゃない!?
中国東北部は20日から21日にかけて深刻な大気汚染に見舞われた。黒竜江省の省都ハルビン市では、十数メートルほど先の視界も不良とあって交通などに大きな影響が出た。寒冷地では既に暖房の一斉供給が始まっており、暖房のため石炭を燃やしたすすが、大気汚染に拍車をかけたとみられている。同市を包み込んだ大気汚染は、微少粒子状物質「PM2.5」の濃度が一時、1立方メートル当たり1000マイクログラムを観測するなど最悪レベルとなった。21日は市内全域の小中学校が臨時休校。高速道路も一時閉鎖、空の便も欠航や遅延が続出した。
（写真：imaginechina/アフロ）
デフォルト回避はしたものの…
懸念されていた米国のデフォルト（債務不履行）が回避された。オバマ大統領は17日、一連の混乱について、「世界における米国の信頼をこれ以上傷つけたものはない」と批判した。また「米国民はワシントン（の政争）にうんざりしている」と述べ、財政危機を繰り返さないよう議会に協力を呼びかけた。
しかし今回手当てできた支出は債務上限引き上げで4カ月弱、政府機関再開で3カ月にすぎない。年明けに同じ危機が繰り返されると危ぶむ声もある。
（写真：AP/アフロ）
総連本部の売却許可が延期
在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）中央本部（東京都千代田区）の土地、建物の再入札で、東京地裁民事執行センターは17日、「アヴァール･リミテッド･ライアビリティ･カンパニー」名の法人が50億1000万円で落札したと発表した。しかし22日、東京地裁は売却を許可するかどうかの判断を延期した。この日が売却決定期日だったが、手続きが続行となった。地裁は延期の理由を明らかにしていないが、さらに審査が必要と判断したとみられる。審査期間が延長されるのは異例。
写真：千代田区の総連本部