松本新局長のもと北茨城市を訪問
第17回「TEAM−11」リポート
自由民主党の青年局が昨年2月11日より行っている東日本大震災の被災地訪問事業「TEAM−11」が10月11日に開催された。第17回となる今回は茨城県北茨城市に足を運んだのだが、いつもとちょっと風景が変わっていた。
2011年10月から青年局長を務めていた小泉進次郎衆議院議員が9月30日付で復興政務官に就任。それに伴い、松本洋平衆議院議員が新たに青年局長の任につき、その1回目となるTRAM−11だったのだ。
北茨城市は福島県と隣接し東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害などを受けているのだが、世間の目は茨城を通り越し、福島に向いてしまう。そんな被災地があることをメディアや世間にアピールすることもTEAM−11の大きな役目だ。
今回は松本局長をはじめ、地元選出の衆議院議員、石川昭政氏、新谷正義氏ら12人が参加した。
メンバーはまず最初に大津漁港直営の「市場食堂」で地元の名産品である「生シラス」を試食。「目が生き生きしています」という石川氏の説明に大きくうなずいた松本局長は「おいしい。全国の皆さんにも食べてもらいたい」とシラスの安全性をアピールし、味にも太鼓判を押した。
続いて隣接する「北茨城特産品物産館」を視察。
そして漁業歴史資料館「よう・そろ−」と雇用促進住宅「サンコーポラス中郷」の2か所で対話集会を開いた。集会には豊田稔市長、鈴木和栄議長も参加した。漁業関係者からは「風評被害で生シラスが売れない」といった悲痛な声が上がった。また災害公営住宅への入居について「全員が希望通り入居できるのか?」といった意見が飛び交っていた。