東京モーターショーがビッグサイトで開催中

 自動車の祭典「第43回東京モーターショー」が江東区の東京ビッグサイトで開催中だ(12月1日まで)。各社の業績が好転する中、2年ぶりの地元のショー開催は「日本車復活」を印象づけている。

 43回目となる今回はスウェーデンのボルボが6年ぶりに復帰し、米テスラモーターズが初参加。世界初展示は76台と東日本大震災があった平成23年の前回より約4割増えた。

 メルセデス・ベンツは「S65 AMG ロング」など東京モーターショーで8年ぶりのワールドプレミアとして2台のモデルを初公開した。日産は平成32年の実用化を目指した自動運転技術に加え、電気自動車(EV)分野のスポーツカー「ブレイドグライダー」を披露。環境性能に遊び心も加えた。トヨタ自動車も27年の市販化を目指す燃料電池車を披露した。

 今回は環境性能が高いエコカーを競い合った前回までとは趣を変え、世界的に人気のスポーツ用多目的車(SUV)の出展が目立っているのも特徴。富士重工業は、新型ワゴン「レヴォーグ」を世界初公開。ホンダはフィットベースの新型SUV「ヴェゼル」を出展している。