STAGE クラシックな作品からアバンギャルドな作品まで

クロムモリブデン『曲がるカーブ』


 2013年はスポーツ界は体罰問題で大きく揺れた。まあメーンは柔道界だったのだが、それ以外にもバスケだ野球だと、ここぞとばかりに連日ニュースをにぎわせた。

 そんなときに常に話題にあがったのが、どこまでがセーフでどこまでがアウトなのか?という話。今回の作品ではそういう“境界線”といったものを探っていくという。

 タイトルでも分かると思うが、舞台となるのは野球。それも甲子園。国民的イベントであり、昔から体罰問題などが常に話題となっており、今回のテーマの象徴ともいえるのが甲子園なのだという。

 物語の舞台は県予選の決勝で負けた西高。優勝した北高が暴力事件で出場が危ぶまれ、西高に甲子園のチャンスが巡ってくる。 “お、俺たち繰り上がりで出られるじゃん”と思ったのも束の間、自分たちの高校でも暴力事件っぽいものなんかが出てきてしまう。さあどうするんだ西高!?

 そんな話なのでバットもボールもグローブも出てこない。真冬の甲子園。



【日時】1月9日(木)〜1月23日(木)(開演は平日19時30分、※金曜は20時、土14時/19時、日祝15時。※22日(水)は14時の回あり。千秋楽は15時開演。14日休演。開場は開演30分前。当日券は開演の1時間前)【会場】赤坂RED/THEATER(赤坂見附)【料金】一般 前売3500円、当日3800円/学生 前売2500円、当日2800円(劇団のみ扱い。要学生証または所属証明書)/ハヤクロ!(早期観劇割引=9、10日)一般 前売3000円、学生(劇団のみ扱い)前売2000円【問い合わせ】クロムモリブデン(TEL:03-5310-1738 [HP]http://crome.jp/)【作・演出】青木秀樹【出演】森下亮、板倉チヒロ、奥田ワレタ、久保貫太郎、渡邉とかげ、小林義典、武子太郎、花戸祐介、葛木英、ゆにば
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