2014年気になるアイテム「FASHION」
最近ではオタマトーンが爆発的にヒットしたアートユニットの明和電機は昨年結成20周年を迎えた。もともとその神出鬼没な行動力で活発な活動ぶりが目立っていたのだが、昨年は特に他ジャンルとのコラボレーションが目立った。
その最たるものが、11月に立ち上げたファッションブランド「Meewee Dinkee(ミーウィー・ディンキー)」だ。
「Meewee Dinkee」はブランドのトータルディレクター&デザイナーとして映画監督のTORICOを迎え、グラフィックワークには気鋭のアーティスト、Aruta Soupを起用した。
事の発端はTORICOがかねてからの友人である明和電機の土佐信道に、明和電機の作品をモチーフとしたファッションアイテムをスケッチに書いて見せたことから始まった。一目で気に入った土佐がブランド化を即決。約半年で11月8日にラフォーレミュージアム原宿1Fのセレクトショップ「WALL」にてポップアップショーを行うところまでこぎつけた。
Aruta Soupが明和電機の製品のキャラクターを彼なりの解釈によってデザインしグラフィック化。TORICOはアイテムの企画からシルエットであったりと服全般のアイデアを仕切る。土佐は総合プロデュースという立場を取る。
ブランドコンセプトは「トータルでは明和電機。明和電機ってその中に、ガーリーだったり男っぽかったりいろいろなシリーズがあるんですが、それをファッションに落とし込んでいきます」(TORICO)とのこと。またターゲットは「基本的には10代から20代の原宿系の人たちに着てもらえるとうれしいです。でも、大人の人も着られるように幅広く考えては作っています。例えば10個アイテムがあったら、全員が欲しがるものが1個はあるようなブランドにしたいと思っています。あと日本人ってスタイルに恵まれていないので、とにかくスタイルが良く見えるものを作りたい。ワンピースにしてもタイツにしても、足が細く見えるようなことを意識して作っています」(TORICO)という。
ポップアップショーはお披露目的なもので、年明けから本格的に始動するとアナウンスされていたが、昨年12月中に明和電機のアトリエで受注展示会が開かれ、1月下旬にはその第2回が開催される。
実際のアイテムはリアルショップはもちろん、ネットでの販売も行う予定でいるという。
今後の展開は明和電機のホームページ(http://www.maywadenki.com/)、TORICOの「Numero TOKYO」のファッションブログ(http://numero.jp/torico/)などでも随時アップされる予定だ。要チェック!!