平成の銀幕スター山内恵介『昭和歌謡 危機一髪!』が公開

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 人気演歌歌手・山内恵介の銀幕デビュー作『昭和歌謡 危機一髪!』が公開、11日、東京・銀座の東劇で舞台挨拶が行われた。
 舞台挨拶には山内のほか、脚本・監督のすずまさ、音楽監修・出演の元チェッカーズの武内享が登壇した。
 撮影現場はすごくいい雰囲気だったという言葉そのまま、舞台上でも楽しそうにトークを繰り広げる3人。司会者が口を挟む間もなく、お喋りが続いて行く。映画初出演となる山内が「初日を無事に迎えることができて、幸せに思っております」と挨拶。それを受けて監督のすずまさは「恵ちゃんは、主演映画は初めてというばかりか、セリフを言うのも覚えるのもまったく初めてで、最初は映画を撮るって言っても全然信用してくれなかった。撮影の3日前ぐらいにやっと信用してくれた」と山内がどっきりを疑っていたことを暴露。武内も「セリフがないって言われていたのにいっぱいあった(笑)。武道館でギター弾く方がラク」と、監督に騙されて出演したことを明かした。
 映画は、石原裕次郎、小林旭、舟木一夫らスターが映画の中でも昭和歌謡のスターだったように、山内を平成の銀幕スターとして大抜擢。全篇オールロケの歌あり、涙あり、笑いありの昭和人情ムービーだ。
 撮影を振り返り山内は「僕が今年30歳で、すずまささんと武内さんは今年芸能生活30周年。初めての映画の仕事を、自分が生まれた時から芸能の世界で活躍している人に支えられながら出来た。それはとても感慨深いこと」と語り、「こらからも昭和歌謡をいろんな形で歌い継いでいきたい」と、数々の名曲が残る昭和歌謡を受け継いでいくことを表明した。
 舞台挨拶後は、山内が劇中で歌った歌を披露。初日に詰めかけたファンと大いに盛り上がり、映画の成功を祈願した。