待望のファーストアルバムをリリース! SPECIAL INTERVIEW ソ・イングク
端正なルックスと豊かな表現力、そして実力に裏打ちされた歌唱力。韓国発のスーパースター、ソ・イングクは、天が二物も三物も与えてしまったとしか思えない魅力的な男性だ。その魅力ですでに日本にも力強いファンベースを築いている彼が、ファーストアルバム『Everlasting』をリリースした。日韓両国で初めてのアルバムの完成に、「自分のことを誇らしく思いました」と胸を張る。そんな彼に、本作に込めた想い、音楽への愛を聞いた。
ファーストアルバム『Everlasting』の制作は決して楽ではなかったようだ。人気オーデイション番組を勝ち抜き、念願の歌手デビューを果たしたソ・イングクにとって、音楽はとても大切なもの。それゆえ、こだわりもある。その一方で、スーパースターとなった彼のスケジュールはびっしりと埋まっている。そんなタイトな状況下で、日韓両国でのファーストアルバムのリリースが決まった。
「(リリースが決定したことは)もちろんすごくうれしかったです! そして自分のことを誇らしく思いました。ただ、アルバムを準備していた時が本当に忙しい時期で……。映画『ノーブレッシング』(2013年公開、主演)の撮影やプロモーションとかぶっていましたので、ほとんど寝る時間もなくて。とてもハードなスケジュールの中でのレコーディングだったんです。だから大変だったことは……寝不足だったことですかね(笑)。でも、ファンのみなさんのことを想いながら一生懸命レコーディングしました。だから、たくさん聴いていただけたらうれしいですね」
歌手になることは小さいころからの夢だった。テレビでロックミュージシャンのキム・ジョンミンが歌うのを見たのがきっかけ。「すごいオーラを感じて、僕も歌手になりたいと思いました」と、本人は言う。アーティストが歌うのを見て自分もそうなりたいと思うのはよくある話。でも、彼はその夢を現実にした。人気オーディション番組『スーパースターK』で優勝、2009年に歌手デビューを果たした。そして、今、日本でも歌う。
2013年に、日本デビューシングル『Fly Away』、そして『We Can Dance Tonight』をリリースした。温かく迎えられ、彼の歌手としての存在感も示した。ファーストアルバムはそれを受けての作品。シングルでは伝えきれなかった彼の魅力が詰め込まれている。「僕の感性をいろいろな面で表現できるように頑張りました」と、本人。
アップテンポな楽曲から心を震わすバラードまで、収録曲はバラエティーに富んでいる。サウンド面でも、J-POPに通じる美しいメロディーラインを持つ楽曲、フロアを沸かせるようなダンサブルなナンバー、さらには世界を巻き込むムーブメントを生み出しているEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の影響を感じるものまでさまざまだ。「ジャンルにこだわらず、自分の感性を伝えられる歌を歌っていきたい」。そんな彼の想いが反映されている。
なかでも気に入っている曲は、アルバムのリード曲『Everlasting Love』。
「曲の雰囲気も歌詞の内容も気に入っています。Everlasting Loveは永遠の愛という意味じゃないですか。ちょっと切なくて崇高なイメージなんですが、あえて淡々と歌っています。気持ちをぎゅっと詰めて歌うよりも、淡々と歌ったほうが切なく聞こえると思ったんです。この曲のほかにも、『恋しくて』が好きですね。とても切ない雰囲気の曲で、メロディーが美しいので気に入っています。でも、この曲をレコーディングしていた時は最高に忙しくて、体力的にすごく辛かったんですよね(笑)」
もちろん、日本語で歌っている。
「日本語でのレコーディングはかなり慣れてきました。今は発音とか、自分が注意すべき点が分かっているので、事前に練習をしてからレコーディングに臨むようにしています。僕はあまり細かい人ではないので、特にこだわる部分はないんですが、レコーディング自体が難しいことなので、体調管理や曲の解釈などは十分に時間をとって準備するようにしています」
そうして完成させた本作は、総じてキラキラした印象だ。言うまでもないが、辛さや大変さ、そして寝不足はみじんも感じられない。躍らせたり、心を揺さぶったり、優しく包み込んだりと、聞く人すべてに寄り添う。「……僕の歌で元気になったりする方たちがいたりして、力を与えることができる。音楽は、ファンの方たちと意思の疎通がはかれるツールというか。音楽だと、ステージでお客さんと一緒に盛り上がってリアルに雰囲気が分かります。だから音楽が好きなんです」
リリースに合わせて来日。リリースイベントを始め、25日にはショーケースライブが行われ、ここでも「一緒に盛り上がる」。とてもスペシャルなライブになりそうだ。
「ショーケースではもちろんアルバム収録曲も歌います。それと、去年7月にファンミーティングをしているのですが、その時は見せるパフォーマンスがメインだったので、今度はみなさんとお話もしながら、ありのままの僕を知ってもらえる楽しいショーケースにしたいと思っています」
アルバムのリリース、そしてショーケースを皮切りに、「今年は日本でたくさん活動していく予定」と、本人。日本にも、ソ・イングクシンドロームが巻き起こるかも?
『Everlasting』は、ソ・イングクにとってもスペシャルな作品だ。韓国で念願の歌手デビューを果たしてから約5年。自身初となるフルアルバムだからだ。このアルバムは日本はもちろん、韓国でも発売される。
音楽活動においても、演技の分野においても、自由であること、特定のジャンルにこだわらないことを強調する。作りたかったのは「自分の感性をいろんな面で表現する」アルバム。本作にもその想いがそのまま反映されている。
収録曲は、リード曲で永遠の愛をテーマに切ないラブストーリーを歌う『Everlasting Love』を含む、日本語オリジナル曲全12曲。たっぷりと彼の美声に浸れる内容だ。
ミュージックビデオなどを収録したDVD付きの【Type-A】、豪華ブックレット付の【Type-B】の2形態で発売中。
1.25にライブ「SEOINGUK JAPAN SHOWCASE 2014」開催
2014年が飛躍の年となるように、年明け最初のイベントを日本のファンと過ごす。ライブ終了後には、ハイタッチで見送りも! 日程はアルバムリリースから10日後。聞きこんで出かけよう!
【日時】1月 25日(土)17時開場/17時30分開演
【会場】ニッショーホール(虎ノ門)
【料金】全席指定 8800円※4歳以上はチケットが必要
【問い合わせ】キョードー東京 0570-550-799
〈DVD収録内容〉・Everlasting Love (Music Video) ・Special Documentary Movie
ともに日本クラウンより発売中。詳細は、公式サイト(http://www.seoinguk.jp/)で。