“格闘王”前田日明氏とゼットンの宿命の対決!?実現

 昨年、創業から半世紀を迎えた円谷プロダクションが1月29日、『ウルトラマンBlu-ray BOX Ⅲ』を発売した。昨年、各13話を収録したBOX ⅠとⅡを発売しており、今回で全39話がコンプリートされる。
 この日行われた発売記念イベントには格闘家の前田日明氏がスペシャルゲストとして登場。前田氏は小学2年生の時、ウルトラマンの最終回でウルトラマンが宇宙恐竜ゼットンに倒された場面を見て、その敵を討つために格闘技を始めたという。「今日もここに来る前にDVDを見てきました。ホントに何十年ぶりかだったんですが、あのシーンは全部覚えていましたね」というほどの生粋のウルトラマンファン。
 イベントではゼットンにやられたウルトラマンを救出に登場し、ゼットンをキックから腰投げで倒し、見事に敵を討った。長年追い続けた宿敵だったが、戦い終わってノーサイド。ゼットンとがっちり握手を交わした。ゼットンとの戦いについては「若いころにやりたかったですね。やっぱりウルトラマンを倒しただけあって強かったですね」と語った。
 そして「当時大阪に住んでいたとき、ウルトラマンと古代怪獣ゴモラが大阪城を真ん中にして対戦して、大阪城を壊していたんですが、“これはえらいことになった”ということで、みんなで大阪城を見に行ったんですね。そうしたら全然なんともない。公園の掃除をしているおじさんに“大阪城壊れたんじゃないの?”って聞いたらおじさんが“昨日徹夜で一生懸命直したんや”って。同世代にはそういう思い出を持っている人がけっこういるんですよね」と振り返った。
 また「ゼットンを破る必殺技は?」と聞かれると「ゼットンは外骨格なので、(拳に)武器をつけないとこちらがケガをしてしまう。背中にも甲羅があるし、急所も守られているじゃないですか。あえて言えば、触覚が狙い目かな?」とやはり戦いに関しては最後まで本気モードだった。