東京から日本を元気に!TOKYO MOVE UP! 東京の未来を語る
「東京から日本を元気に!」を合言葉に活動しているTOKYO MOVE UP!が、オリンピック・パラリンピック開催が決定した2020年に向けて「皆で日本を元気に!」をテーマにゲストを招いたトークイベントを東京・富ヶ谷のハクジュホールで開催。イベントの様子はUstreamでも配信。また、ラジオ番組「JAPAN MOVE UP!」の公開録音も行われ、TEAM2020プロジェクト100万人宣言ネットワークをスタートさせた。
ゲストは、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会副理事長・専務理事をつとめた水野正人氏、水泳・2012年ロンドンオリンピック銅メダリスト寺川綾氏、EXILE のTETSUYA氏。
第一部は、水野氏による基調講演。オリンピック・パラリンピック招致活動にまつわる話を披露した。招致の成功は「計画」「支持率」「国内・国際の事業と広報」「評価委員会への対応」「プレゼンテーション」「ロビイング」の要素を慎重に積み重ねてきた結果だと話し、「素晴らしいチームワークでオリンピックの開催が決まった。それを成功させることはもちろんだが、2020年以降の東京、そして日本がいい社会になっていることが大切。みなさんも協力して下さい」としめくくった。
続く第二部はゲストによるトークライブ。2020年にオリンピック・パラリンピック東京開催が決定し、未来に向けた展望や課題を2020年の東京を担う、20〜30代の若者とともに考えるシンポジウムということで、さまざまなテーマに沿って意見が交わされた。
「スポーツのチカラ」について寺川氏は、「オリンピックは選手にとっては夢を叶える場所であり、見る人にとっては夢を叶える瞬間に立ち会える場所。前回オリンピックに出場した時は自分のことに必死で、周りの人の思いを感じる余裕がなかった。でも街を歩いていて“感動しました”など、声をかけていただいて、あらためてスポーツの力を感じました」とアスリートならでは意見を述べた。またTETSUYA氏は「競技をしている選手にとっては夢が明確になる場所。10代前半の子が、オリンピックに出たいと話しているのを聞くとうれしい。自分は競技には出られないので、海外から来る方に日本のいいところを紹介したい。今から英語と歴史を勉強します」と語った。その後の質疑応答で「今一番力を入れていること」を聞かれた水野氏が「オリンピック招致のため、長い間家を留守にしていたので、ワイフを大事にしたい」と答えると会場からは笑いとともに拍手が起こり、和やかなムードでトークライブは終了した。
最後に、今後TOKYO MOVE UP!は、オリンピックが開催される2020年に向けて日本を元気にするさまざまなプロジェクトを行う「TOKYO MOVE UP Project TEAM2020」を始動することを発表。ゲストは2020年までに行いたい「日本を元気にするためのMOVE UP ACTION」を宣言した。それぞれ「総力結集」(水野氏)、「水泳ファンを増やしていけるように頑張ります」(寺川氏)、「ダンスの力で一人でも多くの人を笑顔にします!」(TETUYA氏)と書いたボードを持ち、これまで同様オリンピックに向けて、それぞれの場所でサポートすることを誓った。