市川猿之助が「オーキッド・プリンス2014」に就任

20140218d.jpg 蘭が最も似合う男性に選ばれた四代目市川猿之助が17日、東京ドームで開催されている「世界らん展日本大賞2014」で行われた「オーキッド・プリンス2014」の就任式に登場した。式では自らの名前が命名された「オンシジューム エンノスケ」が贈呈。オンシジュームは、別名「バタフライオーキッド」と呼ばれていることから、スーパー歌舞伎で宙に舞う姿をイメージ。猿之助は「楽屋には常にいただいた胡蝶蘭が置いているので、1年中蘭に囲まれた過ごしている。昔は白一色だったが、最近はいろいろな色のものができて、目を楽しませてくれる。自分の名前のついた花をいただいたのは初めてでとてもうれしいです」とコメント。また「花びらが蝶に似ているバタフライオーキッドは、宙に舞うイメージにもぴったりだし、香りもともていい」と、気に入った様子。

 就任式のあとは、3月から公演されるスーパー歌舞伎「空ヲ刻ム者-若き仏師の物語-」の上演を記念し、同舞台に出演する俳優の佐々木蔵之介とトークショーを開催。今一番ほしいものを聞かれると「休み」(猿之助)、「長期休暇」(佐々木)と人気役者らしい答え。今回歌舞伎の舞台に初めて立つ佐々木は「全てが新鮮で、稽古場の雰囲気とか、何もかもが違う。でも澤瀉屋の素晴らしい役者さんたちを拝見できて、この舞台に立たせてくれた四代目に感謝します。でも毎日びびってます(笑)」と胸中を明かすと、「誰よりも1番セリフが入っているし、もう台本を離しているのは兄さん(佐々木)だけ」と讃えた。また、舞台の見所を聞かれた猿之助は「今度の舞台では演舞場の中を2人揃って飛ぶ場面もある。そのあと大立ち回りをしたり、現代語だったり、わかりやすくてスピーディなので、どんな人でも楽しめると思う。今は人事を尽くしてお客様を待つ気分」と自信を見せた。