第6回沖縄国際映画祭 REPORT part.2

話題作あり発掘系あり。充実のラインアップ

 沖縄国際映画祭では、話題の超大作から新進監督たちの秀作までバラエティー豊かなラインアップが魅力となっている。今年の招待作品はひときわ豪華。伊坂幸太郎の同名小説を映画化した『オー! ファーザー』では主演の岡田将生をはじめ俳優陣が映画祭に登場。ベン・スティラー監督の話題作『LIFE!』も上映され日本語吹き替え版を務めたナインティナイン・岡村隆史も舞台あいさつに登壇し会場を盛り上げた。コンペ部門にも芦田愛菜主演&行定勲監督の『円卓』、森三中の大島美幸がおっさん役に挑んだ『福福荘の福ちゃん』など個性的な話題作が勢ぞろい。豪華作品に加えて、今年新設されたTV DIRECTOR’S MOVIE部門、『クリエイターズ・ファクトリー』など新たな才能と出会える作品も多数上映された。

お笑いも音楽もファッションも…まるごと満喫
 連日、映画上映以外にもお笑い・音楽ライブなど多彩なステージや参加型イベントがめじろ押し。特に今年はガールズパワーが大注目。〈HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMPスペシャルステージ〉ではNMB48やフェアリーズ、Rev. from DVLといった超人気のアイドルたちが集結したほか、ファッションイベント〈“ちゅらイイ” GIRLS UP! ステージ〉では人気モデルがよしもと芸人たちと注目ファッションを披露。アイドルたちも駆けつけ、女子も男子も白熱したステージとなった。また今年は、イギリス発のリアリティオーデション番組と連動した人気番組『Xファクター沖縄JAPAN』のライブも開催。毎年恒例のオールエンディングでは、かりゆし58らのライブの後にテーマソング『笑顔のまんま』を全員で熱唱。この感動も本映画祭の欠かせぬ魅力となっている。

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今年は「島ぜんぶでお〜きなこと!」
沖縄各地でイベント開催


 第1回目から、開催地・沖縄との絆を深めてきた沖縄国際映画祭。6回目を迎えた今年は「島ぜんぶでお〜きなこと!」を新たな合言葉に掲げ、県内各地で結成された7つの応援団のサポートを受け、沖縄各地で映画祭関連イベントを開催。これまでと同じく沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンター周辺をメイン会場に、那覇市の桜坂劇場と、新たに国際通り周辺、さらには北谷町、沖縄市、浦添市他沖縄県内各地でイベントを実施した。今回、映画祭で初めて国際通りでのレッドカーペットも行われたこともあり、今後の開催を楽しみにする人が沖縄全域に拡大しそうだ。

写真上:21日のレッドカーペットはビーチに面した宜野湾会場にて開催
写真下:23日はレッドカーペットは那覇のメインストリート・国際通りで開催