KEYWORDで見るニュース 2014.3.14〜2014.3.27

睡眠時無呼吸症候群
 群馬県藤岡市の関越自動車道で昨年4月29日に起こった乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷罪などに問われた運転手の河野化山(かざん)被告(45)に、前橋地裁は25日、懲役9年6月、罰金200万円(求刑懲役10年、罰金200万円)の判決を言い渡した。河野被告は事故後、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されていた。判決は河野被告は事故前から眠気を感じていたと認定、被告側の主張をほぼ全面的に退けた。
特別養護老人ホーム
 介護保険が利用できる施設の一つで「介護老人福祉施設」とも呼ばれる。要介護認定を受けている人が入所対象者。食事や入浴、排泄などのケアが24時間受けられる。この特養ホームへの入所を希望しながら入れない待機者が、昨年10月時点で全国で52万4000人に上ることが25日、厚生労働省のまとめで分かった。平成21年の前回調査(42万1000人)より約10万人増えた。
 同省によると、全国の特養ホーム7865施設で受け入れ可能な高齢者は現在51万6000人で、すでに満床。それを上回る人数が“順番待ち”をしていることになる。
朝鮮総連本部競売
 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物の競売で、東京地裁は24日、22億1000万円で落札した不動産投資業「マルナカホールディングス」(高松市)への売却を許可する決定をした。
 中央本部をめぐっては、昨年3月の1回目の入札で落札した宗教法人最福寺(鹿児島市)は、資金が調達できず購入を断念。同年10月の2回目の入札で、モンゴル企業「アヴァール・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー」が50億1000万円で落札したが、提出書類の不備を理由に地裁は入札を無効と判断した。ア社の執行抗告を東京高裁が先月27日に棄却、確定していた。
投票率23.59%
 大阪都構想をめぐる対立をきっかけとした大阪市の出直し市長選は23日、投開票が行われ、任期途中で辞職した地域政党「大阪維新の会」代表の前職、橋下徹氏(44)=大阪維新公認、日本維新の会推薦=が新人3人を破り、再選した。投票率は23.59%となり、過去最低だった平成7年の28.45%を下回った。大阪府知事とのダブル選で行われた前回(23年)の投票率は60.92%だった。