日本一の回転寿司職人を決める選手権を開催!

 一般社団法人・日本回転寿司協会主催による『第一回 全日本回転寿司 MVP決定戦』が4日、都内にて行われ、全国の回転寿司店から腕に覚えのある回転寿司職人が集結し、日本一の“職人技能 MVP”の決定戦に挑んだ。

 本大会は、日本回転寿司協会が優れた職人の育成に取り組むために行っているマイスター制度の試験をクリアした職人の中から、13社の代表1名が選出され、最優秀者を決めるというもの。それぞれの店の威信をかけ、13人の回転寿司職人が熱い火花を散らした。

 審査のテーマは“仕込みの技術”“握りの技術”“客対応の技術”の3つ。第一部の実技審査では、切り付け、シャリ握りのスピードが試される。1分間でマグロとサーモン各10切れずつ、シャリ握りを5貫仕上げる。しかもネタ18g、シャリ15gという当日設定されたグラム数に近づけなければいけないのだが、規定ぴったりの記録を出す職人が続々と現れた。次に、このネタとシャリを使い1分30秒でマグロ、サーモン、イカ、ネギトロ軍艦各2貫とカッパ巻き1本(6切)を作り、スピードときれいさを競う。職人たちは握る順番を工夫するなどして短い時間で美しい寿司を仕上げていった。

 会場をさらに沸かせたのが第2部のパフォーマンス審査。持ち時間1分でどんな接客をするかを競うこの審査では、うんちくを披露したり、巧みな話術で看板メニューを勧めたりと、さまざまな方法で、回転寿司ならではの親しみやすい接客術をアピールした。