KEYWORDで見るニュース 2014.5.23〜2014.6.5
スペイン国王
スペイン国王フアン・カルロス1世(76)は2日、テレビ演説し、高齢などを理由に退位すると発表した。後継は長男のフェリペ皇太子(46)で即位後、フェリペ6世と名乗る。国王は1975年、独裁体制を敷いたフランコ総統の死去に伴って即位。民主化を推進した立役者として絶大な支持を受けていた。しかし2012年には債務危機で国民が影響を受ける中、アフリカ・ボツワナで「ゾウ狩り」をしていたことが発覚。王族のスキャンダルも続き、国民の支持も低下していた。
報酬10億円
日産自動車は3日開示した株主総会の招集通知で、平成26年3月期に取締役8人(社外取締役を除く)に支払った役員報酬の総額が16億5400万円に上ったことを明らかにした。単純平均で1人当たり前期比7%増の2億600万円。役員報酬が大幅に引き上げられたことで、25年3月期には国内の上場企業役員でトップの9億8800万円を受け取ったカルロス・ゴーン社長の報酬が10億円の大台を超えた可能性がある。ゴーン氏個人の報酬額は24日の株主総会で明らかになる見通し。
都立高採点ミス
今年2月の東京都立高校の入試で採点ミスが相次いだ問題で、都教育委員会は3日、過去2年分の答案を再調査した結果、2211件の採点ミスが見つかり、本来は合格していたのに不合格となった受験生が計16校で18人に上ったと発表した。都教委は18人が希望した場合は入学を認め、すでに私立高に入学している場合は入学金などを補償する方針。都教委によると、採点ミスは今年行った入試で146校1139件、昨年は答案を廃棄済みの学校を除く109校1072件が発覚した。聞き取り調査の結果、原因について、学校側からは「採点が受験生の人生に影響するとの認識が希薄」「入試から発表までの期間が3日間しかない」などの回答があったという。
山手線新駅
JR東日本は3日、山手線の品川−田町間(東京都港区)に建設予定の新駅について、2020年の東京五輪開催にあわせて開業する方針を正式発表した。駅の基本構想は2階建てで、パブリックビューイングで競技を観戦できたり、会場までのバス輸送を想定したロータリーを整備したりするなど"五輪仕様"にもなるという。駅名は未定で、公募も含め今後検討する。新駅の設置場所は田町駅から南に約1.3キロ、品川駅から北に約0.9キロ付近。山手線の新駅は昭和46年の西日暮里以来。
グレーゾーン2事例
5月27日に行われた「安全保障法制整備に関する与党協議会」の第2回会合で政府が示した15項目の「事例集」のうち「離島などでの不法行為への対処」「公海上の日本の民間船への襲撃対処」の2事例について公明党が2日、大筋で容認する調整に入った。
ジョゼフ・ミナーラ
ラツィオのユースチームに所属するカメルーン人MF。年齢詐称疑惑で注目を集めていたが、このたびめでたく自らの主張通り「17歳」と証明された。今年2月に疑惑が勃発。それも「42歳ではないか?」という大型疑惑。アフリカ選手の年齢詐称はよく話題になるが、ここまで大型なのは初めてだろう。だいたい17歳と42歳では体のつくりも身体能力もずいぶん違うと思うのだが...。