『印象派 NEO vol.2−灰かぶりのシンデレラ−』6月12日開幕 夏木マリ&西島千博



ファンも楽しみだ。



西「今までいろいろなことをやってきましたが、常になんか違ったことをやってきました。だからファンの方の中には、ついていきにくいと思っている人もいるとは思うんです。理想として描いていたものと全然違ったり、真逆なところに持って行かれたりすることもあるので、ビックリするんですよ。でも自分の表現したいことは根本的には変わっていない。外枠だけが変わっていくだけで中は変わっていないんです。だからファンの人もだんだん慣れてきていて、“違うものを見せてくれ”“この前と同じだったじゃん”みたいになっちゃうこともある。だから最近では違うものを見せることが大変になっちゃっているところもあるんです」

見る側は貪欲。「もっともっと」だ。



西「だからこうやって、ふだんとは違うものを見せられるので、ラッキーなんです」
『印象派』ってどんな作品かということを言葉で説明するのは難しい。語れば語るほど野暮になる、という感じ。「見て感じる」というジャンルの作品の中でも最先端をいくもの。
夏「そう言っていただけるだけでうれしいです。過去大変でしたから、説明するのが(笑)。“とにかく見て”みたいな話になっちゃうんですよね」
西「大変ですよ。言葉で伝えられないことを形にしようとしているので、そこを言葉にしようとすると、意味が分からなくなる時もあるので(笑)」
夏「説明すればするほど分からなくなる」