「スリ真似」ダイエットが大ヒット わたなべぽんがダイエットの極意を語る
シリーズ累計20万部を突破した注目のダイエット本の著者わたなべぽん。スリム美人の生活習慣を真似して、1年間で30キロやせて、次の半年でリバウンドしないでさらに5キロやせたというわたなべが、その成功の秘訣とダイエットを通して見つけた快適な生活について語る。
「私自身もそうだったんですけど、太ってる人って、部屋が汚い、お金が貯まらない、バッグの中身が乱雑などの共通点がある人が多いんです。それと太っていることは何か関係があるのかなって考えた結果、デブな私って目先のことしか考えていないんですね。今が楽しければいいっていうか…。今やりたくないことはやりたくない。で、なんでそうなっちゃったのかなって思ったら、太っている自分が嫌いだから、そんな嫌いな自分の将来のことまで考えられないんです。反対に美人さんは、ちょっと先を見て生活している。シミが将来増えないようにスキンケアするとか、明日も気分がいいように掃除をするとか、太らないように食べ過ぎないようにするとか。結局自分のことを大事にしているから、先を見て生活する。そこがおデブさんと美人さんの決定的な違いなのかなと。太っている自分が嫌いだから自分を大事にできない。それが先ほど言った片付け、貯金、ダイエットができない理由なのではと思い至ったんです。例えばおデブさんがよく言う “ストレス”で過食してしまうっていうのも、言い訳ですよね。スリム美人さんだって、ストレス社会の中で暮らしているわけですが、だからといってドカ食いはしません。そこに疑問を持ったり、自分の言っていることは言い訳だということを自覚することから始めていくことが大切なんじゃないでしょうか」
とはいえ、長らく言い訳をしていた身としては、簡単に考え方を変えるのは難しそう。
「私はまずお風呂にしっかり入ることから始めました。あまり遅い時間にシャワーだけというのではなく、ちょっと早い時間にしっかり湯船に浸かって、丁寧にメイクを落としたり、顔を洗ったり。そしてお風呂上がりに、化粧水やボディーローションをきちんとつけてみる。そういうお風呂の時間をきちんと取ることを心がけました。デブスパイラルを断ち切るのは大変ですが、ちょっと美人になったつもりで格好つけて、私って可愛いことしているなって思いながらやってみると楽しくなってくる。自分自身が生活を楽しんでいるという実感を持つと、行動や表情も変わってくるんです。ただやせるだけじゃなく、気持ちも前向きになる。私自身、やせて何が一番変わったかっていうと、人とまっすぐ対峙できるようになった。これまでは初めて会う人はもちろん、友達に対してもどこか引け目があって、卑屈なところがあったんです。言いたいことも言えなかったし、引っ込み思案になっていた。でも今は初対面の人ともお話しできるし、友達とも気兼ねなく付き合えるようになった。社交的になったところが一番大きかったですね。人と比べて自分がどれくらい秀でているかという部分で自信を持つんじゃなくて、自分は自分のままでいいんだって許すことができたので、自分を卑下せずに生活できるようになったのかなと思いますね」
生活の質まで向上しそう。
「例えば、早起きは体にもいいし、多分心にもいい。そうやって生活習慣を変えることは自分を大切にできて、楽しく前向きになるだけじゃなく、リバウンドもしなくなるんです。これまでは習慣で太ってきたので、その習慣を変えてしまえば、それにあった体に変わりますし、やせる習慣で生活していけば、リバウンドもしない。だから意識を変えることで生活習慣を改善し、生活習慣が改善されると意識も変わっていくということが一番のポイントですね。太っている自分は嫌いだって思っているかもしれませんけど、嫌いなんじゃなくて、本当は好きになりたいという裏返しだと思うんです。だから、太っている自分が嫌いだと思っている人がいたら、何か一つアクションを起こしてほしい。そうしたらきっと気持ちも変わると思うので、思い切って一歩踏み出してみて下さいって言いたい。ダイエットはやせるだけではなく、やせる生活習慣には、お得なことがいっぱいあるということをお伝えしたいですね」
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