UFCが1年半ぶりに日本開催 五味、KID、中井らが出場
世界最大級の総合格闘技イベントUFCが約1年半ぶりに日本で開催される。6月26日、都内でUFCのデイナ・ホワイト社長が会見し、9月20日にさいたまスーパーアリーナで『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014』を開催することを発表した。
会見にはメーンで対戦するマーク・ハントとロイ・ネルソンに、出場が予定される五味隆典、堀口恭司、中井りん、先日現役を引退した“修斗のカリスマ”佐藤ルミナ氏が登壇した。出席が予定されていた山本“KID”徳郁は体調不良で会見を欠席した。
K−1やPRIDEで活躍し、日本でもおなじみのハントは昨年に続いての日本大会参戦。相手のネルソンはミルコ・クロコップ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラという日本でも人気の高い2人をKOで葬ってきた実力者とあって、日本のファンにとっても注目の高い一戦。ヘビー級ならではのド迫力のエキサイティングな試合が予想される。
五味の相手は未定だが「ランキングに絡んでいきたいので、日本の人も納得する相手を(ホワイト社長に)リクエストしました。強い相手になると思うので、今まで以上のコンディションを作らないといけない」と語った。2連勝中の堀口も「エキサイティングな試合を見せます」と言葉少なながら闘志を見せた。堀口はクリス・カリアソと対戦する。
そしてこの日注目を集めたのがUFC史上初の日本人女子格闘家となる中井。対戦相手のミーシャ・テイトは現在UFCバンタム級3位とあって、勝利を収めれば一気に世界のメインストリームに躍り出ることとなる。大一番の決定に緊張気味だった中井だったが「UFCは未知の世界なので、初心に戻った気持ちで行きたい」と決意を語った。
KIDの相手についてホワイト社長は7月5日のUFC175の結果次第ではユライア・フェイバーとの対戦の可能性があることも示唆した。
このほかに秋山成勲、ストラッサー起一(国本起一)の出場が予定されている。