『HERO』の木村拓哉「戻ってきたって感じ」

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 14日スタートの新月9ドラマ『HERO』(フジテレビ系)の記者発表が10日、都内で行われ、主人公の久利生(くりゅう)を演じる木村拓哉を始め、北川景子ら主要キャストが勢ぞろいした。待ちわびたファンの歓声のなか、ドラマをイメージカラーであるブルーのカーペットの上を歩いて登場した木村は「みなさん、『HERO』が戻ってきます。温かく迎えてください」と、あいさつした。

 連ドラでは13年ぶり。木村は「セットに身を置かせてもらうと、どこか落ち着く自分がいます。本当に帰ってこれたんだなという気持ちになりました。(このドラマには)2014年ならではの、時間を過ごした久利生がいると思う」と、意気込みを語った。

 前シリーズから継続して出演するキャストも多いが、新規参入組も多い。今回、木村の相手役で、事務次官を務める北川もそのひとり。北川は「13年前は普通に見ていた」と振り返ったうえで、「1年に4度しかない月9ドラマで、木村拓哉さんの相手役で、『HERO』という人気作品に出演させていただいてる。今、世界で一番幸せな人間ではないかと思います。正義のため、新年のために生きている面々の作品。木村さんなのか久利生のか分からなくなってしまうような座長の下で、撮影を進めています。自信をもってお届けしたい」と、話した。

 木村いわく「ダメダメなクラスメートみたいな感じ」だというキャスト陣は、会見でも和気あいあい。濱田岳に「いつでもかっこいい」と、たどたどしくベタ褒めされた木村は、「現場では笑顔がない(笑)。サービストークだと思います」と、笑っていた。

 初回は、14日のよる9時から。初回は30分拡大での放送となる。森山直太朗も出演する。



文部科学省が道徳教育でタッグ

 文部科学省は、小学校と中学校の道徳教育で同ドラマとタッグを組み、さまざまな企画を行っていく。全国4万の学校にポスターも掲出される。会見には、下村博文大臣も同席し、「ドラマが大ヒットし、これをきっかけに、生きる力、自分がどう生きていくかというのを考えてほしい」と、コメント。木村は、「いたづらでいろんなところに画びょうを刺さないでいただきたい」というコメントで笑いを誘った。