夏の甲子園 東東京は二松学舎大付 西東京は日大鶴ケ丘

 第96回全国高校野球選手権大会の西東京大会の決勝が28日、神宮球場で行われ、日大鶴ケ丘が2−1のサヨナラで東海大菅生を破り、6年ぶり3度目の優勝を果たした。

 両チームともここまで好調な打撃で勝ち上がってきたが、決勝は一転、投手戦に。6回、東海大菅生が仙波のタイムリーで先制するも、日大鶴ケ丘が7回に敵失で同点に追いつく。延長のムードが漂った9回裏、日大鶴ケ丘は2死一、二塁のチャンスに中里が左前にサヨナラ打を放ち試合を決めた。

 また東東京大会は翌29日に同じく神宮球場で行われ、二松学舎大付が延長10回の死闘の末、帝京を5−4で破り、夏の甲子園初出場を決めた。二松学舎大付はこれまで夏は10度決勝に進出するもことごとくその壁に跳ね返されてきており、念願の勝利となった。帝京は6回までに3点をリードしたが、二松学舎大付が7回に今村の3点本塁打で同点に追いつき流れを引き寄せると、延長10回、主将・竹原の三塁打で勝ち越し。その裏を1年生投手の大江が守り切り初優勝を飾った。

 夏の甲子園は8月9日に開幕する。