夏フェスシーズン本格到来!
ザ・フレーミング・リップスらファンタジックなライブで音楽の夏祭り
日本の夏フェスの代表格、フジロックフェスティバルが7月25〜27日の3日間、新潟・苗場スキー場で開催され、本格的な夏フェスシーズンに突入した。同フェスには、今夏、世界中の夏フェスでヘッドライナーを務めるカナダ出身のバンド、アーケイド・ファイアを始め、英バンドのフランツ・フェルディナンド、米シンガーソングライターのジャック・ジョンソン、日本からは佐野元春やザ・クロマニヨンズ、オオカミ頭のMAN WITH A MISSIONら国内外の人気バンドやアーティストが集結し、迫力のライブパフォーマンスを繰り広げ、音楽漬けの週末を演出した。
中日のヘッドライナーを務めたアーケード・ファイア同様、フェスティバルを盛り上げたのは、最終日のトリ前に登場した米バンドのザ・フレーミング・リップス(写真)だ。ファンタジックでド派手、哲学的でもありながらエンターテインメントなステージを見せてくれることで知られ、世界中にファンを持つ。何度も来日の経験がある彼らだが、フジロックへの出演は初。その記念すべきステージは、これまでバンドが披露してきた演出を取り込み、ヒット曲を散りばめて、彼らの活動をすべて収めたベストなセットだった。筋肉標本のようなボーカル、ウエイン・コインを軸にしたバンドメンバーとダンサーたちのパフォーマンス、さらには紙吹雪やバルーンなどさまざまな演出で、オーディエンスに笑顔や幸福感を与えたステージは、祝祭感あふれ、まさに音楽による夏祭りといった印象を残した。
今後も、メガフェスとされるサマーソニック/ソニックマニア、ロックインジャパンフェスティバルなどを筆頭にたくさんの夏フェスが開催される。