女子WGPバレー 日本は最終戦で初優勝逃す

 バレーボール女子のワールドグランプリ決勝ラウンドが8月20〜24日に東京・有明コロシアムで行われ、日本は4勝1敗の勝ち点12で2位に終わり、初優勝を逃した。攻撃型の新戦術「ハイブリッド6」を初めて取り入れた日本は熟成が足りず、1次リーグでは初戦から5連敗を喫したが、タイからの初白星をきっかけに4連勝と勢いに乗ったまま決勝ラウンドに突入。初戦のロシア戦から4連勝で最終戦のブラジルとの試合に臨んだ。

 負けても2セットを奪って勝ち点1を加えれば優勝という条件だったのだが、平均身長で10センチも上回る女王ブラジルにストレート負けを喫した。

 敗因は相手の強打に守備が崩され、ハイブリッド6が機能しなかったこと。

 真鍋監督は「反省する事は多い。(新戦術の)精度を上げていかないと、一番輝くメダルは難しい」と大会を振り返った。