新作は超骨太アクション。 コン・ユの進化を見逃すな!
日本でも大きな話題を呼んだ社会派作品『トガニ 幼き瞳の告発』で新境地を切り開いた俳優コン・ユが、さらなる高みへ!
「日本には友人も数多くいるのでよく来るんですよ。兵役が終わってすぐ1週間ほど日本で羽を伸ばしたこともあります。おいしいものをたべて温泉で癒されて、最高でした(笑)」。屈託のない笑顔を見せるコン・ユだが、話題の最新作では無実の罪を着せられ、韓国の対北情報局員に追われながらも妻子を殺した犯人を追う元・エリート北朝鮮工作員・ドンチョルを熱演。前作では社会派作品で演技の幅を広げた彼が、過酷なアクションに出演を決めた理由とは?「単に“アクションのためのアクション映画”だったら出演を断っていたと思います。僕らが目指したのは密度の濃いストーリー性とそれに見合うアクションでした。ハリウッドの『ボーン』シリーズのような。そういえばマット・デイモンにも出演をオファーしていたそうです(笑)。興味は持ってくれたようなんですが、タイミングが合わず実現はしなかったんですけど」。本作のアクションにはマットも驚いたはず。肉体、感覚すべてを研ぎ澄まされた元“人間兵器”を全身全霊で演じ切った彼のアクションと肉体美は本国でも話題に。「カースタントあり肉弾戦、銃撃戦あり、飛び降りたりよじ登ったり、拷問されたり…正直、これだけのバジェットでよくここまでアクションシーンを盛り込めたなと思います(笑)。アクションの撮影は本当にハードでしたが、僕は、肉体や動き方、眼の表情まで、全身で“極限状態を生きてきた男”ドンチョルを表現しなければならないと思っていました。その説得力を持たせるための肉体作りであり、アクションなんです。あんな動きができる男が、ごく普通の体つきをしていたらまったく説得力ないですからね(笑)」。コン・ユはこれからも進化し続ける。
監督:ウォン・シニョン 出演:コン・ユ他/2時間17分/ツイン 配給/新宿武蔵野館他にて公開中 http://www.suspect-movie.net/http://www.suspect-movie.net/
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