まったく普通の3人が叶えた夢とは……

『世界一ふざけた夢の叶え方』著者:ひすいこうたろう 菅野一勢 柳田厚志

 赤面症の営業職サラリーマンがベストセラー作家に、ほぼプータローが100億円企業の創業者に、そして出版社に勤めるペーペー社員がサーフィンざんまいのネット界の敏腕プロデューサーになるまでのサクセスストーリー。といっても、ただの成功談とも自己啓発本ともビジネス指南書ともまた違う、おとぎ話のような本。いきなり大成功をおさめたことがおとぎ話ではなく、“世界一ふざけた”というころがポイントだ。書いていることはとてもシンプル。「仲間を作る」「夢をノートに書き、お互い励まし合う」「ポジティブな思考を持つ」など、そんなことで果たして成功するのかということ。でも実際に3人が出会い、励ましあい、共鳴し、2人はわずか1年で、もう1人も3年で最初に立てた目標を楽々クリアし、現在に至っている。もちろん、何もせず夢だけ語っていたわけではない。本の中には失敗も挫折も出てくる。しかし、同書は全体を通して “ワクワク”“ハッピー”“イケイケ”な空気感を醸し出しているため、悲壮感がないのだ。成功してからも彼らは、毎日の生活の中に幸せを見つけ、世界一カッコイイ大人になるべく、仲間とワクワクすることを追いかけている。「お前ならできる!」「オレ(わたし)ならできる」。この魔法の言葉の力を信じて、無名の3人が出会って始めた、世界一カンタンで、世界一楽しく、世界一ふざけた方法とは…。



【定価】本体1400円(税別)【発行】フォレスト出版