一度は見たい、世界の絶景【海外編】part2
【メキシコ】アグア・アスル
メキシコ・チアバス州の世界文化遺産パレンケ遺跡から約65キロ南の熱帯雨林の中にあるアグア・アスルは、国内でも有数の美しさを誇る水の滝が大小50以上も点在。一番高いもので落差は約30m、低いもので約3m。アグア・アスルとは、“青い水”という意味。その名の通り、真っ青に澄んだ水はちょっと神秘的な美しさ。また、パレンケ遺跡から南に約20kmのところに位置するミソル・ハも美しい滝がいくつもあり、マイナスイオンをたっぷり吸収できること間違いなし。アグア・アスル、ミソル・ハともに夏季は遊泳も可能なので水着を持参して行くのもオススメ。6~9月にかけての雨季のシーズンは水が濁っていることもあるので乾季に行くとより一層きれいな滝を見ることができる。
【マレーシア】キナバル山
マレーシア・ボルネオ島の北部、東南アジア最高峰(標高4095.2m)のキナバル山を中心に広がる自然公園「キナバル公園」。ユネスコの世界自然遺産にも登録されている同公園は、熱帯雨林の樹海が広がる山麓、荒れ地に咲く愛らしい高原植物、ゴツゴツとした花崗岩がむき出しの頂上付近など、山の高低差によってさまざまな表情を見せてくれる。世界でも有数の生物多様性に富み、6000種以上の植物と100種以上の哺乳類が確認されている。
キナバル山に登頂するには、登山上級者でなくても可能だが、現地ガイドの同行が義務付けられており、登山には最低2泊が必要。富士山を越える山頂からの眺めは「雲の上の絶景」と称賛される。
また、同じくボルネオ島の「グヌン・ムル国立公園」も世界自然遺産に指定。ムル山の麓に広がる同公園は、東京都23区がすっぽり入るほどの広さを誇る。その見どころは巨大洞窟群。ジャンボジェット機が40機も入るといわれる巨大なディア・ケイブ、鍾乳洞の美しさでは№1のラング・ケイブ含め、未開の地下水路が広がるクリア・ウォーター・ケイブ、洞窟奥まで絶え間なく風が吹き込むウィンド・ケイブの4つの洞窟が有名。1泊2日でこれら4つを訪問することができる。しかし、この地にある洞窟群の半数以上はまだ誰も足を踏み入れていない秘境の地である。