K-1 -65㎏トーナメントでタイのゲーオが優勝

 決勝に上がってきたのは左右田。左右田は1回戦で、舌戦を繰り広げてきた木村“フィリップ”ミノルから2度のダウンを奪い2R2分43秒、勝利を収めた。準決勝ではHIROYAを2-0ながら判定で破り、決勝に駒を進めた。

 ここまで必ず、1Rのゴングが鳴ると左の蹴りで機先を制してきたゲーオ。一方、左右田はプレッシャーをかけながらもむやみに手数は出さず、ここ一番のラッシュで試合を制してきた。決勝でもその図式は変わらず、1Rはゲーオが手数で勝る。しかし2Rになって左右田も距離をつぶし、細かいパンチやキックで応戦。体格で劣るゲーオは徐々にスタミナを奪われていく。しかし百戦錬磨のゲーオは減点となる直前までクリンチで左右田の攻撃をしのぎ切り、3Rは最後の力を振り絞り左のミドル、ハイにヒザで左右田を中に入れさせない。それでも強引に距離を詰めてパンチを放った左右田だったが、老獪なゲーオの前に決定打を繰り出せず、2-0の判定でゲーオが勝利を収めた。