ラグビー 日本がマオリ・オールブラックス追い詰める
ラグビーの国際親善試合「日本vsマオリ・オールブラックス」戦が8日、東京・秩父宮ラグビー場で開催され、日本は18−20で逆転負けを喫した。
1日に神戸市のノエビアスタジアム神戸で行われた第1戦では8トライを許し21−61と大敗を喫した日本。この日は自陣からパスをつなぐ攻めを徹底させた。前半こそ先に2トライを許したものの、終了間際にWTB山田のトライで5−15と押し返す。このトライで勢いづいた日本は後半7分にはCTB松島の好チャージから、この日も強さを見せつけた自慢のスクラムでペナルティートライを奪う。14分にはPGで同点とし、32分には五郎丸がPGを決め18−15と勝ち越した。
残り8分。大金星の快挙を目撃する期待感で2万人超の大観衆は熱狂したが、残り3分、マオリ・オールブラックスは日本の油断を突いたクイックプレーから逆転トライを決め、そのまま逃げ切った。
ジョーンズ・ヘッドコーチは試合後の会見で「私たちはみんなラグビーというものを愛しているが、時にはラグビーが私たちを愛してくれないという時もある。今日は全くその通りだった。とはいえ、日本のパフォーマンスに誇りを覚えた。この試合から得たプラスはたくさんあり、ワールドカップに向けこの試合で得た自信はすごく大きい」と語った。