友香の素 vol.146 2015年もきれいな花を咲かせたい
さっき、このコーナーで何度もご紹介していた巨大生物シリーズの「皇帝ひまわりちゃん」を切り倒してきました。ついこの間、植え付けたと思ったら。月日の流れは、どうしてこんなにも早いのでしょう。
春は10センチくらいの苗でした。それが花が咲く晩秋には、4メートルにまで成長。2度来た巨大台風にも負けずに、100個近くのつぼみを付けました(1度目の台風で横倒しになりましたが、レスキューして無事生還)。花が一輪二輪ちらほらと咲き始めたのは見ました。でも花がじゃんじゃんと咲いている晩秋は、仕事が立て込んでいたので、皇帝ひまわりちゃんの晴れ姿を、友人が送ってくれた写真でしか見ていないのです。一番良い時を見ていないまま、切り倒すって、こんな事初めて。何だか複雑な心境(笑)。でも私自身が居なくても、自分の手で植えた花が、みんなを楽しませてくれたし、写真が届いて、それを見た私自身も癒されていたのは確か。元気いっぱいに青空に向かって黄色の花を咲かせているのを見ると、私も頑張ろうっと思えました。
ガーデンを作る時は、将来の成長した植物たちの姿形を思い描いて、こうしたいな、こうなったら素敵だなっと全体をデザインしていきます。春はまだそれぞれの苗が小さくて土がすごく見えていましたが、今じゃすっかり大きくなって狭く感じるくらいです。都会で生活していると空調の行き届いた世界で、なかなか土の上を歩いたりはしないし、空もなかなか見ない。でも、ガーデニングをしていると、その季節の空気を思いっきり楽しむことができる。私にとってはこのバランスが大事です。リセットですかね〜。
そういう意味じゃ、皇帝ひまわりちゃんを切り倒した今日は、1年を振り返るにはピッタリなのかな。霜が降りる前に切り倒して、挿し木して保管すれば、また来年、芽が出てくるそうなので、ちゃんと挿し木を作りました。2015年もいろんな所できれいな花を咲かせたいなあ。