30周年シュートボクシングは「記念大会」「30円チケット」「女子王座新設」など盛りだくさん

 今年で創設30周年を迎えるシュートボクシング(SB)が16日に会見を開き、メモリアルイヤーとなる2015年の年間計画を発表した。
 やはり軸となるのはリングでの戦いで、「30周年記念大会Part.1」を8月22日に東京・大田区総合体育館で、「30周年記念大会Part.2」を11月か12月に首都圏の大会場で開催する。7月か8月には「Girls S-cup 2015」を都内の大会場で開催予定で、特に今年の夏はシュートボクシングが格闘技界の話題をさらいそうだ。
 30周年を記念し「ロゴの制定」「30周年記念本の制作」「記念Tシャツの販売」などさまざまな企画が計画されている。中でも注目は、創設30周年とシュートボクシング協会のシーザー武志会長が還暦を迎えることから、シュートボクシングと同じ1985年生まれと会長と同じ1955年生まれのお客さんに大会パンフレットをプレゼントする「シュートボクシング&シーザー会長『同い年』プレゼント」と30円のチケットを協会主催の大会で、各大会限定30枚販売する「30周年記念『30円』チケット販売」。
 また今年から18歳以下のファンに向け「U-18チケット」を用意。これは当日券の立見席を1000円で販売するというものだ。
 シーザー会長は会見で「今年は女子の試合を増やし、女子選手だけの大会も開催したい」としたうえで、夏の「Girls S-cup」では女子の世界タイトルを新設し、初代王者決定戦にRENAの出場を予定していることを発表した。RENAは「今年は何を目標に頑張ろうかと思っていたんですが、今、8月に世界ベルトという話を聞いて鳥肌が立ちました。鳥肌が立つということは私はまだまだ強くなれるんだな、と思ったので、取りあえずは8月に向けて一生懸命頑張って、今年は行けるところまでとことん行ってやろうと思っています」と語った。
 シーザー会長は8月の記念大会Part.1では「ファンの皆さんにお礼の気持ち」としてエキシビションマッチで自らリングに上がるべくトレーニング中であることも明かした。シュートボクシングにとって30周年を迎える今年は、古くからのファンへの感謝と新しいファンの開拓という、次代へ向けた節目の一年となりそうだ。
 なお今年のシュートボクシングは「SHOOT BOXING 2015 ~SB30th Anniversary~act.1」(2月21日、東京・後楽園ホール)で開幕。いきなりSB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹と「S-cup世界トーナメント2014」準優勝のザカリア・ゾウガリーの対戦が実現する。