大谷ノブ彦 カタリマス第10回 中畑清監督に「導」かれて
建国記念の日だった11日、予告通り、沖縄に行ってきました。目的は、『キキマス!』でもこのコラムでも宣言した今シーズン応援すると決めた横浜DeNAベイスターズのキャンプ。番組とは関係なく、勝手に自腹を切って見に行ったんですが、行ったらニッポン放送のみなさんが協力してくれて、中畑清監督や僕が注目している坪井コーチにインタビューできたり、同じく自腹で合流してくれた脊山さんも奔走してくれて、充実した沖縄滞在でした。
たった1日の滞在でしたけど、中畑監督には「導」かれましたね。キャンプ初日から恒例となってる朝の散歩にもついて行って、歌うところも見られました。それと、ノック練習には感動しちゃったなあ。終わると「ありがとうございました!」って監督に挨拶をするんだけど、そっちだろって観客に向けてそれを言えって言うんですから。
監督の今年のスローガンは「導(みちびく)」だそうです。目標に向かって、いい方向に向かって導く。それって監督がこのキャンプでやっていることであるし、就任してからずっとやってきたことでもあるんじゃないかなと思うんです。番組への反応からも感じることですが、ベイスターズのファンが明らかに増えていること、沖縄キャンプがにぎわっていること、キャンプ地での朝の散歩に毎朝すごい数の記者がついていくのも、ベイスターズの記事が毎日大きく掲載されるのも、中畑監督が導いているからでしょう。そう思わずにはいられません。
今回の沖縄、僕はスタッフだったり沖縄キャンプには興味がないであろう人たちを連れて行きました。そしたら、みんなキャンプ楽しいねって。僕も多少なりとも導けたのかな。シーズンが始まったら、ラジオを通じて球場にたくさんの人を導けたらいいなって思います。
スタジアムへ行こう、映画館に行こう、ライブに行こう。僕はずっとそう言い続けています。どこかに行くって面倒なこともあるよ。チケットを買うとか、そこまで行くとかね。でもね、そのちょっとした面倒の向こうに「楽しい」があると思うんです。楽しいことは中(なか)にあるってこのコラムの初回で書いたことだけど、まずは楽しい側に自分を置いてみたらって思います。今年も僕はそう言い続けていきたいですね。
中畑監督、さらにはラジオが大好きな東京ヤクルトスワローズの真中監督のインタビューもあった12日の放送は番組のポッドキャストでも聴けます。興味のある方はぜひ聴いてみてくださいね。