ラグビー日本選手権でヤマハ発動機が初優勝

 ラグビー日本選手権の決勝が2月28日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、ヤマハ発動機が15−3でサントリーを破り、初優勝を果たした。

 ヤマハ発動機は、前半7分にCTBサウ、26分にWTB中園がトライを挙げて、15−3で折り返し、後半はボールをつないで揺さぶりをかけるサントリーの攻撃に我慢強く耐え、失点を許さなかった。

 東芝との準決勝に続いて相手をノートライに封じた堅守について清宮監督は「1〜2年で身につくものじゃない。この4年間、選手がどのチームよりも努力したから」と振り返った。

 清宮監督にとってサントリーは現役時代にも在籍した古巣。「私を育ててくれたチームに、こういう形での恩返しになった」と語った。

 ワイルドカードトーナメントからの挑戦で下克上を目指したサントリー。フランカー佐々木は「ミスを重ねたのが悔やまれる。違う結果もあり得たのに、できなかったのは力不足」と唇をかんだ。