Krush.52 ―67kg級王者・牧平が2度目の防衛
立ち技格闘技「Krush.52」(14日、東京・後楽園ホール)で開催された「Krush -67kg級タイトルマッチ」で王者・牧平圭太がドローながら、挑戦者・渡部大基を退け2度目の防衛に成功した。
1R開始早々から、プレッシャーをかけ前に出てくる渡部が主導権を握る。牧平はロープを背にする展開が続くが、要所ではロー、ミドルキックで渡部の攻撃を止める。渡部は「悪い癖が出てしまった」と試合後に語ったように、優勢に試合を進めるあまりパンチが大振りに。3Rはスタミナをロスし牧平の蹴りのえじきとなる場面もあった。3R戦って三者三様のドロー。延長戦もジャッジの1人が渡部に入れたものの2人がドロー。牧平が執念でベルトを守った。
渡部は試合後「ツメが甘かった」とがっくりと肩を落とした。しかし「ドローも負け。負けたままではいられない。やり返したい」とリベンジを誓った。一方、牧平も16日に行われた会見では「決着もつけないといけないし、今は正直、他にやりたいと思う選手は日本人ではいないんで、またどこかのタイミングでやるだろうなと思います」と語った。
今大会からスタートした「-58kg WILDRUSH League 2015」では朝久裕貴と小澤海斗は判定勝利で勝ち点2、翔也はKO勝利で勝ち点3を獲得した。