山口宇部”げってん”ツアー【グルメ編】

幻の郷土料理からB級まで！

　その地方ならではの郷土料理も旅の醍醐味。宇部で出会うことができるのが、幽霊のように真っ白な押し寿司、その名も“ゆうれい寿司”。宇部市吉部地区で江戸時代から続く伝統料理で、吉部でとれる米は具を入れなくてもおいしいことから昔は具の全く無い白寿司であった。そのため“ゆうれい寿司”と名付けられたという。現在では、白寿司の層の間に地元でとれるエソなどを使った具材を挟む形が主流。楠地区生活改善実行グループの婦人たちがイベントに合わせて作る他、産直などで定期的に販売。ふるさとの味を守り伝えている。

　一方、現代の人気グルメ、ラーメンにも宇部独特の味がある。B級グルメの中でも知名度の高いのが宇部ラーメン。とんこつ系の中でもにおいが強く、濃厚なスープに中太麺というインパクト満点のラーメン。ちなみに時間帯によってスープの濃さが違うため、濃厚なラーメンが好きな人は食べ比べに挑戦してみては。

高額当選者が続出する秘密はココにあり!?　
宇部市のご利益スポットを教えます

　実は宇部市は、2009年から6年連続で“億”当選を出し、2014年にはロト7で6億3000万円を超える高額当選が出た、宝くじ運の強い街。その噂がすっかり広まったため、最近ではふるさと納税のお礼に宝くじが贈られるなど、市全体で盛り上がっているのだ。面白いのが、宇部には“縁起物”が多いということ。宇部市の産土神社でもある琴崎八幡宮は、700種以上のお守りや縁起物を販売していることでも有名。また、ときわミュージアムの温室には “小判型の模様に触ったら宝くじに当たった”というエピソードを持つ植物・ヒカゲヘゴが人気。テレビでも紹介され人気が出たので触ることができるようにしたところ、なぜか木が以前より元気になったという。今回の取材で記者も、ヒカゲヘゴを触り、琴崎八幡宮にお参りし、高額当選が続出する〈宇部琴芝チャンスセンター〉で宝くじを人生初購入してみたが…当選ならず。