2015年GW キーワードは「新顔」と「定番」!
新宿東宝ビル TOHOシネマズ新宿/ホテルグレイスリー新宿

これぞ東京カルチャー! 話題沸騰の新スポット

待ちに待ったゴールデンウイーク。この時期の東京は、新登場した話題のスポットから期間限定イベントまで、今年もにぎわい必至。この春は新たにオープンした目玉スポットも多く、GWの定番イベントもますますパワーアップ。東京でGWを過ごす人には、絶対見逃せない話題を紹介します!

 すでに歌舞伎町を歩いた人は“奴”の存在に気付いたかもしれない。歌舞伎町 旧新宿コマ劇場跡地に、4月17日グランドオープンする新宿東宝ビルのテラス部分から、リアルなゴジラの頭が見下ろしていることを。オープン前から眺めることができるこの〈ゴジラヘッド〉は実物大の頭部オブジェで、ゴジラの身長とほぼ同じ高さの位置に設置されている。すなわちゴジラが新宿のビル群を歩いたとしたら、まさにこんな光景となるわけだ。一体、なぜこんなユニークすぎるオブジェが設置されることになったのか、そしてその出来栄えは世界中のオリジナルゴジラファンを満足させるものなのか。噂のゴジラヘッドに最接近するべく申し入れると、一足先に見学させてもらえることになった。

〈ゴジラヘッド〉があるのは、同ビル内『ホテルグレイスリー新宿』の8階、ロビーフロアの屋外テラス。ゴジラの頭が、ビルの屋上を突き抜けて出てきたようなデザインで、オブジェ下部には第1作目からの名場面がよみがえる壁画も設置。それにしてもこの質感といい大きさといい、かなりリアルかつド迫力。しかも完成すれば、鳴き声とミスト噴射、背びれが光るという演出も楽しめるという。崩れた壁の間からゴジラの表面に触ることができる“仕掛け”も用意されている。全体が醸し出す迫力から隅々のディテールまで、ゴジラ愛を感じるのも当然のこと。この〈ゴジラヘッド〉の監修は『平成ゴジラ』シリーズの川北紘一監督。川北監督は昨年末急逝し、これが最期の仕事となった。

 同ホテル〈ゴジラビュールーム〉では、窓のすぐ隣りにゴジラの顔が見える。テラスからだと見えにくいゴジラの顔をじっくり眺められるうえ、ビルのすぐそばをゴジラに横切られるという映画ファンなら誰でも一度はしたことがある妄想を現実に体感できるのだから、ファンは見逃せないだろう。

 この新宿東宝ビルの目玉施設が12スクリーン、2347席という巨大シネマコンプレックス『TOHOシネマズ 新宿』。規模の大きさはさることながら、映画というエンターテインメントを最大限に楽しむ設備が満載。日本初・12.1chという次世代サウンドシステム対応のIMAXデジタルシアターや、壁一面に広がる超巨大スクリーン〈TCX〉、振動やミストなどアトラクションさながらの演出を体感できるMX4D(6月導入予定)といった特徴的なスクリーンが備えられている。シネコンが集中する新宿でのお目見えについてTOHOシネマズ新宿の小林正樹支配人は「シネコン同士の競争というよりも、新宿に来れば大抵の映画を見ることができると多くの方に認知してもらえるようになればいい」と語る。同館ではTOHOシネマズのオリジナルアニメの上映など、特色を打ち出しながら、ここが“映画の街・新宿”のランドマークとなることを期待している。

新宿東宝ビル
【開業】4月17日(金)【住所】新宿区歌舞伎町1-19-1 『TOHOシネマズ新宿』(3〜6階)、『ホテルグレイスリー新宿』(8〜30階 4月24日開業)
TM&©TOHO CO., LTD.