『アリスのままで』試写会に10組20名 

【日時】6月17日(水) 18時30分〜【会場】よみうりホール(有楽町)

 第87回アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ、今年の賞レースで絶賛の嵐を巻き起こした、ジュリアン・ムーア主演の話題作がいよいよ日本公開。

 世界三大国際映画祭で女優賞を制したジュリアンだが、本作でさらなる境地に至ったと、世界中が称賛。50歳で若年性アルツハイマー病を発症し、日々記憶を失くしながらも懸命に生きようとする主人公・アリスを、真正面からリアルに演じ切っている。監督は、これまでにも共同監督作で高い評価を得ていたリチャード・グラッツァーと、ウォッシュ・ウェストモアランド。実はグラッツァー監督もまたALS(筋委縮性側索硬化症)をわずらい、4年の闘病の末、今年亡くなっている。アルツハイマーと同じく治療法のない難病にかかった監督だからこそ描けるリアルな感情や視線が胸に迫る。共演には、アレック・ボールドウィン、ケイト・ボスワース、クリステン・スチュワートと、豪華な演技派俳優が揃う。

 アリスはニューヨークのコロンビア大学で教授を務める優秀な言語学者。50歳になったその日、夫・ジョン、長女のアナとその夫、長男の医学院生・トムが集まり、誕生日を祝ってくれた。顔を見せない女優志望の次女・リディアのことが気がかりではあったものの、アリスは幸せを感じていた。しかしある日を境に、突然言葉が出なくなったり、見知った道が分からなくなったりと、異変が起こるように。病院で、遺伝性の高いアルツハイマー病と知らされたアリスは家族にも事実を伝えるが、ジョンは現実に向き合えずにいた。そして少しずつ、アリスがすべての記憶を失くす日が近づいていく…。

 6月27日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他にて全国公開。