渡辺謙 ブロードウェイ初挑戦作でトニー賞候補に

 渡辺謙がニューヨークで上演中の主演ミュージカル『王様と私』で、米演劇界最高の栄誉トニー賞のミュージカル部門で主演男優賞候補に選ばれたことが4月28日、発表された。日本の俳優では、女優の故ナンシー梅木さん(2007年死去)が1959年に『フラワー・ドラム・ソング』で最優秀ミュージカル女優賞にノミネートされており、渡辺は日本人俳優として56年ぶりのノミネート。候補は5人に絞られており、授賞式は6月7日。渡辺は「アメリカでの初舞台でノミネートしていただいたことを誇りに思っています。 The King and I のカンパニー、バートレット・シャー、ケリー・オハラが大きな力をくれました」と、コメントを寄せている。

 同作からはまた、相手役のケリー・オハラもミュージカル主演女優でノミネート。他に、ミュージカル・リバイバル作品賞、演出賞など9部門でノミネートされている。

 授賞式の模様は、WOWOWにて、6月8日午前8時から生中継される。